専門看護師は左記の6つの役割を中心に
院内・地域にて活動しています。
看護部
西成病院の看護部

看護部理念
私たちは、誰の為に、何をする為に働くのか、初心を忘れずに、看護のプロフェッショナルとして患者様の安全と満足いくサービス提供に努めます。

[ 基本方針 ]
- 1.患者様を大切にする心を育て、地域の皆様に愛される病院を目指します
- 2.専門知識、技術の研鑽に励み、自分の役割に責任を持ち、行動します
- 3.安全、安楽でより良い看護のもとで療養が送れる様に環境整備に努めます
- 4.健全な病院経営に積極的に参加していきます
[ 令和7年度 看護部目標 ]
- 1.患者中心の安全・安心な看護・介護を提供する
- 2.働き続けられる職場環境を整える
- 3.看護職員の、教育と育成を行う
- 4.病院経営に積極的に参加する
教育について
[看護部クリニカルラダー]
当院では外来・病棟と2つのラダーを用意しています。より部門の特徴を捉えたラダーとなっております。
自身が目指す看護師像を叶えるために、確実に成長するためのラダー取得を目指しています。
[中途採用看護師支援体制]
ひとりひとりに合わせた教育システムをつくりたいという想いから、ご本人のバッググランドや今後の目指す看護師像などをお聞きし、現場での教育はもちろんのこと、1年間の間に管理者との細かい面談などを行いつつ、長く勤務していただけるように支援を行います。


[新卒看護師教育システム]
[新卒看護師支援体制]
2025年度4月より、初めての新卒看護師を1名迎えました。
当院の新卒看護師教育のメリットは少人数の新人を迎えているため、新卒看護師本人と「対話」を持ち、一人ひとりに合わせた教育支援を行うようにしています。

[院内教育]
当院では日常の自己研鑽のために、個人で学研のe-ランニングが使用できる環境を整えています。
また、看護部の目標に基づき年間計画を立案し、院内の対面研修を教育委員会で行っています。
なお、院内の研修につきましては、可能な限り業務時間内で研修を終えられることを目標としています。


- ・認知症研修
- ・身体拘束廃止研修~多職種を交えたグループワーク
- ・リフレッシュ研修(中途採用看護師対象)
- ・褥瘡委員会研修
- ・各セクションでの研修
[スペシャリストのご紹介]


手稲やその近隣地域で暮らす高齢者の方、また、そのご家族の方が住み慣れた地域で自分らしく長く暮らせるように、老人看護の視点から、幅広い支援をこころがけております。また、高齢者、認知症疾患をもつ患者さんへ適切なケアが提供できるよう、スタッフ教育にも力を入れています。お困りの事がありましたら老人看護専門看護師への御相談も承ります。お近くのスタッフへお声がけ下さい。
なお、当院では、専門看護師、認定看護師の方の募集も行っております。
まだまだ認定看護師、専門看護師が少ない病院です。専門的な知識はもちろんですが、多職種協働、管理的視点を活かして活動いただけるスペシャリストの方のご応募をお待ちしています。

ベッドサイドでの
ケアの提供
-地域連携室所属 神田 菜理-
当院では、様々な病気や事情を抱えた患者様やご家族が、住み慣れた地域でその人らしい生活を続けられるよう、入退院支援を行っています。
入院が決定した段階から退院後の生活を見据えて、患者様やご家族の以降や生活状況をお伺いすることがあります。どこまで回復が可能かを多職種で検討し、入院生活によって何が変化し支援が必要になるのか、生活場所を含めた退院の目標を早期から患者さん、ご家族と共有したいと考えています。状況に応じて、院外の関係機関や専門職種とも連携し、介護福祉サービスや社会資源の調整を行います。不安な事、心配な事がありましたら、お気軽にご相談ください。
【患者・ご家族からの相談内容の例】
・介護保険って何?どうしたら手続きができるの?
・病気や症状から、今の暮らしにどのような変化が出てくるか心配
・介護が難しくなった時、どうしたらいいのかわからない
・自宅に代わる生活の場ってどこだろう? など

外来との情報共有

[各部署紹介]
外来
はじめまして。当院の外来の紹介をさせていただきます。
外来には毎日100人前後の患者様が来院されます。外来看護師16名は、診察介助の他、採血や検査・救急対応などの業務を担っており、内視鏡検査技師や糖尿病療養指導士の資格を持ったスタッフが、より専門的なケアを提供しています。
超高齢社会を迎えた今、病状のみではなく患者さんの思いを汲み取り、多職種と協働し、安心して在宅での生活を送れるよう関ることを大切にしています。また、当院を受診されて良かったと思っていただける、外来を築けるようスタッフ一同努力しています。


内視鏡室
当院は年間2300件の内視鏡検査、処置を行っています。
現在、内視鏡室は6名の看護師が内視鏡業務に従事していますが、そのうち1名は消化器内視鏡技師の資格を有しています。内視鏡室では豊富な経験を活かしながら患者さんの苦痛や不安を取り除き、安心して検査が受けられるようケアを提供しています。
今後も、当院で内視鏡検査を受けてよかったと思ってもらえるように、患者さんの立場になってケアを考えていきたいと思います。


糖尿病外来(フットケア)
当院の糖尿病センターでは、受診された患者さんに対して、一般的な糖尿病についてのお話しや、必要時、SMBG手技指導、インスリン手技指導、フットケアなどを提供しています。フットケアでは足病変は糖尿病の合併症のひとつであり、患者さんのQOLの低下に直結します。足病変予防のセルフケアの指導、悪化を防ぐために毎回観察をさせていただき、異常の早期発見に努めております。
COVIDが流行して以降は月に1回の糖尿病教室の代わりに、診察の待ち時間の間に見ていただけるようなパンフレットを作成し掲示をするなど、工夫して情報提供ができるようにしています。
今後も、糖尿病療養指導士がいる病院として、患者さんが安心して糖尿病の治療に専念できるよう、頑張っていきます。

2F一般病棟
次に一般病棟です。当病院の一般病棟は複数の診療科からなる病棟で、急性期、慢性期、終末期まで様々な対応を必要とする患者さんが入院しています。患者さんが、入院に際しどのような気持ちでいらっしゃるか、また、どのような入院生活を予測しているか、退院後はどのようにお過ごしになりたいか、患者さんやご家族からお話しを聞かせていただき、意思を尊重したケアに取り組めるよう、努力しています。また、当院の退院支援看護師と協働し、入院前から退院を見据えたケアにも力を入れて取り組むようにしています。
小規模な病院ですが、当病棟には臨床経験が豊富なスタッフが多数います。
実務経験の少ない若手スタッフがいつでも相談ができる環境が整っていることで、互いに支え合いながら成長を目指しています。また、多職種と連携し、「患者さんに寄り添う看護」を目指し、日々頑張っています。
皆さんも、是非、私たちの仲間になりませんか?お待ちしています。


多職種カンファレンス

2F院内の取組みの一例

患者さんとのふれあい
3F療養病棟
当病棟は49床の医療療養病棟です。医療療養病棟では慢性期の患者様に長期的な医療ケアを提供しており、一般病棟での急性期の治療後、継続して点滴や酸素投与などの治療がおこなわれています。さらに、リハビリや退院支援を通じて、在宅や介護施設での生活へ戻れるよう支援を行っています。フロアー内にリハビリ室とルーフテラスがあり、暖かい時期は外の空気を感じることもできます。ターミナル期においては、患者さんがご家族とゆったりとした時間をもっていただけるような配慮も行っており、安心して療養生活が送れるよう日々努力しています。
患者様を支えるスタッフは20代から60代の幅広い年齢層で一人一人が豊かな知識と経験を発揮し看護師と看護補助者が互いに協力しながら日々の看護・介護に携わらせていただいています。
季節ごとの行事や病棟内の飾りつけもスタッフが企画・運営して行っています。個性豊かなスタッフが明るい雰囲気で楽しく仕事ができているのも特徴です。

3F テラスからみた風景


カンファレンス風景

病棟の中の季節を感じる風景