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2010年8月

平成22年8月30日 手稲老人福祉センターで健康講話を当院消化器内科医 小林医師が講師となり「大腸癌について知っておくべきこと」について講演をいたしました。

 前回の健康講話において西副院長から「上部消化管(胃)・中部消化管(小腸)」について話ししてありましたので、今回はその続きの大腸がテーマになりました。

 日本人のライフスタイル・食生活の変化(肥満・運動不足)により男性・女性とも大腸癌が急激に増えてきております。しかも、症状が出た時にはかなり病状が進行しているので、いかに早期発見して早期治療することが重要といえます。

 大腸癌を見つける検査は色々ありますが、内視鏡検査が有効であり、負担の少ない治療が可能となります。

 大腸癌の予防のまとめとしては、①食事に気をつけて運動に努めること ②症状が無くても年1回は大腸の内視鏡検査を受け早期発見出来るようにすることです。

まだまだ暑い日が続いています。ちょっと涼みに「星置の滝」にいってきました。

星置の滝は当院と同じ手稲区の住宅地のそばにあります。
道路脇に小さな案内板があり、石段を下りていくとほんの2~3分で滝に到着します。

学校などがある住宅地に滝があるのにも驚きましたが、大きさにもびっくりしました。

木々が茂っていて滝の全景は見えにくかったですが、高さは10m以上の2段の滝で大変立派なスケールでした。

糖尿病センター広報誌”花笑み第6号(2010.08.09)”発行しました。

花笑み第6号(2010.08.09).pdf

平成22年7月31日開催した学習会は、当院糖尿病センターの吉田昌弘先生から「インクレチン関連薬」についてお話を聞きました。

近年、糖尿病の新しい飲み薬として「インクレチン関連薬」が注目されています。

インクレチンとは小腸より分泌されるホルモンで、血糖上昇時にのみインスリンの分泌を促進するという作用があります。さらに、胃腸の運動を抑える、食欲を低下させる、膵臓のインスリンを出す細胞を保護するなどの作用もあります。体内のインクレチンはDPP-4という酵素で分解されて活性を失うという特徴があります。

注射薬の「GLP-1受容体作動薬」は体内で分解されずにインクレチンと同じ効果を及ぼします。内服薬の「DPP-4阻害薬」は体内のインクレチンの分解を防いでその効果を高めます。これまでの糖尿病の飲み薬では、低血糖や体重増加の副作用、長年使っていると効かなくなってくるなどの欠点がありました。「インクレチン関連薬」は、低血糖が起こりくい、体重が増えにくい、体内のインスリンを出す細胞を増やす可能性があるなど、これまでの薬になかった特徴があります。

西成病院ではGLP-1受容体作動薬の「ビクトーザ」、DPP-4阻害薬の「ジャヌビア」「グラクティブ」「エクア」を取り扱っています。当院の2型糖尿病の患者さんのデータでは、食事療法と従来の飲み薬でHbA1c 8%以上と高かったのがDPP-4阻害薬の使用で平均1%程度改善していました。糖尿病の薬には様々な種類があり、その選択は患者さんの病態により千差万別となっておりますが、「インクレチン関連薬」は大いに効果が期待されています。%E8%96%AC%E5%86%99%E7%9C%9F%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.JPG

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