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2010年12月

 子宮頸がんは、近年、20代後半から30代の女性に急増し、発症率が増加傾向にあります。現在ではがんによる死亡原因の第3位で、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位。特に20代から30代の女性においては、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。
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 子宮頸がんは遺伝に関係なく、原因のほぼ100%はHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染によって起きるとされています。多くの場合、このウイルスは性交渉によって人から人へ感染するとされ、中でも発がん性のあるHPVには、女性の約80%が一生に一度は感染していると推定されます。

 実際にはこれらの発がん性HPVに感染しても90%以上は、体内から自然に消失するため、子宮頸がんに進展するのは約0.1~0.15%とごくわずかです。

 また、子宮頸がんになるまでには通常、数年~十数年かかると推測されています。しかし、HPVに自然感染するだけでは十分な免疫を得ることはできないので、機会があれば繰り返しHPVに感染してしまうことになります。

img_02.JPG子宮頚がんワクチンは初回、1ヶ月後、半年後の3回接種でHPVに対する免疫を獲得することができます。
 料金は1回15,750円となっていますが、札幌市では平成23年1月から一定の年齢の方を対象に無料接種ができる予定です。詳しいことは当院までお問い合わせ下さい。

平成22年11月13日、札幌医科大学記念ホールにて循環器リハビリテーションフォーラム2010が、「北海道における心臓リハビリテーション医療の普及と発展」というテーマで開催されました。そのなかで小倉記念病院の横井宏佳先生のお話を聞くことが出来ましたので、その一部について紹介します。

 1977年に初めて施行された冠動脈インターベンションは、33年が経過し様々な新技術が開発されてきた。2000年代になって薬剤溶出性ステント(DES:Drug Eluting Stent )が開発され、これによりステントの再狭窄は5-7%に低下した。しかし薬物溶出性ステントを用いても、長期の死亡、心筋梗塞の低下には結びついてないことが明らかになってきている。冠動脈インターベンションは、あくまで冠動脈の局所治療であり、長期予後改善のためにはもうひとつのDES(Dietダイエット・Exercise運動・Stop smoking 禁煙)が重要である。このもうひとつのDESこそ、心臓リハビリテーションである。
 
 このような内容を聞くことができ大変参考になりました。もうひとつのDES(ダイエット・運動・禁煙)、つまり心臓リハビリテーションを当院でも力を入れて取り組む必要性を再認識しています。(リ)
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