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お知らせ

糖尿病センター広報誌”花笑み第6号(2010.08.09)”発行しました。

花笑み第6号(2010.08.09).pdf

平成22年7月31日開催した学習会は、当院糖尿病センターの吉田昌弘先生から「インクレチン関連薬」についてお話を聞きました。

近年、糖尿病の新しい飲み薬として「インクレチン関連薬」が注目されています。

インクレチンとは小腸より分泌されるホルモンで、血糖上昇時にのみインスリンの分泌を促進するという作用があります。さらに、胃腸の運動を抑える、食欲を低下させる、膵臓のインスリンを出す細胞を保護するなどの作用もあります。体内のインクレチンはDPP-4という酵素で分解されて活性を失うという特徴があります。

注射薬の「GLP-1受容体作動薬」は体内で分解されずにインクレチンと同じ効果を及ぼします。内服薬の「DPP-4阻害薬」は体内のインクレチンの分解を防いでその効果を高めます。これまでの糖尿病の飲み薬では、低血糖や体重増加の副作用、長年使っていると効かなくなってくるなどの欠点がありました。「インクレチン関連薬」は、低血糖が起こりくい、体重が増えにくい、体内のインスリンを出す細胞を増やす可能性があるなど、これまでの薬になかった特徴があります。

西成病院ではGLP-1受容体作動薬の「ビクトーザ」、DPP-4阻害薬の「ジャヌビア」「グラクティブ」「エクア」を取り扱っています。当院の2型糖尿病の患者さんのデータでは、食事療法と従来の飲み薬でHbA1c 8%以上と高かったのがDPP-4阻害薬の使用で平均1%程度改善していました。糖尿病の薬には様々な種類があり、その選択は患者さんの病態により千差万別となっておりますが、「インクレチン関連薬」は大いに効果が期待されています。%E8%96%AC%E5%86%99%E7%9C%9F%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.JPG

平成22年7月17日(土)、毎年恒例の西成病院夏祭りを開催しました。

入院患者さんに少しでも夏気分を持ってもらおうと病院駐車場で毎年開催しています。

また、通院中の患者さんやご家族、近隣住人の方なども来場し賑やかに行われました。

焼き鳥や綿あめ、ヨーヨーにスイカなど夏祭りらしい出店で、来場者の方も喜んでいただけたと思います。

 皆さんご存知ですか?7月17日は「理学療法の日」です。昭和41年、日本理学療法士協会が理学療法士110名で結成された日なのです。
 日本に理学療法士が誕生して44年が立ち、110名でスタートした協会員の数も現在では約6万人と増加していて、今後もさらに増加していくことが見込まれています。
しかしながら、「理学療法」というものが、未だに一般の方々に十分に理解されていない面があるのも事実です。%E3%83%AA%E3%83%8F.jpg%E3%83%AA%E3%83%8F2.jpg

 日本理学療法士協会では、7月17日の「理学療法の日」を基準とする1週間を「理学療法週間」として、全国各地において種々の行事を開催しています。
 「理学療法週間」では、全国各地において種々の行事を開催する中で、理学療法の社会的認識を高めるとともに、これからのリハビリテーションのあり方を共に考える機会としたいと思います。

 平成22年5月28日、手稲老人福祉センターで第2回健康講話を当院副院長 西 研 医師が講師となって「上部・下部消化管と内視鏡検査」について講演いたしました。
 
 上部消化管(胃)については、内視鏡の映像をもとに胃の代表的な病気について分かりやすく解説しました。
 内視鏡の精度・治療は特段に進歩しており、昔は開腹手術になる病気も、最近は内視鏡により体に負担をかけずに治療が出来るようになっているので、年一回は定期的に内視鏡検査をうけ、早期発見・治療して欲しい。また、日本では60才以上の成人の約80%がピロリ菌に感染しており、そして胃癌に結びついております。簡単な検査で発見できるので、ピロリ菌の除菌についても積極的に行うように勧めました。
 中部消化管(小腸)の検査は、これまで難しく苦痛の伴うものでしたが、カプセル内視鏡により無痛的に精度の高い検査ができるようになった事。手稲地区では西成病院だけが実施しており、是非、検査に来ていただきたい。
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 下部消化管についてもお話ししたいが時間がないので、次の機会にお話しする事を約束して講話を終了いたしました。

 平成22年4月から消化器内視鏡専門医の西 研 医師が勤務開始し、同時に「最新のオリンパス内視鏡システム」「ギブン・イメージング カプセル内視鏡」を導入いたしました。
 このたび、7月からは消化器内科医の小林秋人 医師が勤務することになり、消化器内科を更に充実いたします。

 また、当院は消化器内科のほかにも糖尿病・生活習慣病循環器内科 も専門医が常勤しており、特に他職種で7名が糖尿病療養指導士の資格を持ち、健康診断はもとより、二次健診のフォローアップも十分に行うことができます。

 これからも皆さまの健康アドバイザーとしてお役に立ちたいと思っております。

前回本年1月に「心電図では何が分かるのか 」と題しまして記載いたしました。今回は心電図のリズム異常について記載したいと思います。

 心臓は本来、規則正しく一定のリズムで動く臓器であるが、一度調子を崩すとリズムが異常に遅くなったり、異常に早くなったりする。余りにもリズムが早すぎたり、遅すぎたりした場合は、意識消失などを起こす事があり大変危険である。これは脳に行く血液量が減少した為で、何らかの治療が早期に行なわれます。

 リズム異常心電図は除脈タイプと頻脈タイプに分けられ、除脈タイプは心拍数が極端に少なくなり、血液の循環が非常に悪くなる。洞機能不全(図1)や房室ブロック(図2・図3)がこのタイプに当てはまる。

 図 1 洞機能不全症候群
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 図 2 Ⅱ度房室ブロック(Mobitz Type)
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 図 3 Ⅲ度房室ブロック
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 治療法としては、第1にペースメーカー植え込み術。第2に薬物療法となる。

 頻脈タイプは、心臓が突然早く収縮や拡張を繰り返し血流が得られない状態(空回り)で、心室性頻拍(図4)や心室細動(図5)などが含まれる。治療法は心臓マッサージや除細動や薬物療法など。

 図 4 心室性頻拍
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 図 5 心室細動
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 症状としては様々で、動悸・めまい・失神・痙攣・ショックなどが認めらます。何れにしても早期に治療する事が肝心であり、我慢せずに受診する事をお勧めいたします。(生)

 平成22年5月15日の朝から昼過ぎにかけて厚田望来・戸田記念公園、
石狩番屋の湯へお花見を兼ねた意見交換会を行いました。

 昨年のニセコへの小旅行の時 来年はお花見にも行きたいとみんなで話合い、
色々検討した結果、桜で有名な厚田の公園に決まりました。

 昨年は5月の上旬には厚田も開花していたのですが、今年は遅れぎみで15日は何本かの樹が花をつけるだけでした。しかし、久々の好天に恵まれ、青空のもと散策することで、おおいに気分転換できました。

 その後、石狩の番屋の湯に会場をかえて「意見交換会」をおこないました。一人で悩むよりみんなで話をすることで、前向きな気持になれた学習会となりました。

月刊誌ケア2010年6月号に当院 西 研 副院長

(カプセル内視鏡について)が掲載されました。

『軽川桜づつみ』 [ お知らせ ]

西成病院のある手稲区でも桜が満開になりました。
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手稲駅の側を流れる軽川の堤防には軽川緑地があり、
この時期には桜のトンネルが出来上がります。
  

『軽川桜づつみ』と呼ばれています。(画)

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