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健康レシピ ~ 栄養科

みょうがは決してたくさん食べるものではなく、通常は薬味や添える程度ですが、歯ざわりがシャキシャキしていて、爽やかな香りが食欲をそそり、夏バテ防止に一役かってくれます。 みょうがの香りの成分は、アルファピネンという清油成分で、眠気を覚ましたり、発汗を促したり呼吸や血液の循環を良くしたり、消化を促進したりします。 辛味の成分には口内炎やのどの痛みを抑える効果があり熱を静めて毒を制する働きがあります。 「みょうがを食べ過ぎると忘れ物がひどくなる」などと昔から言われていますが、これらは俗説のようです。調理では、アクが強いので水にさらしてアク抜きをしますが、せっかくの香りと辛味を逃さない為に水にさらす時間は短時間にするとよいでしょう。 保存には乾燥すると香りが失われるので、濡らしたキッチンペーパーに包んで冷蔵庫へ。 塩漬けや味噌漬けにすると保存期間は長くなります。冷凍保存するときには、洗ってみじん切にし、平らにして冷凍すると1ケ月位は保存できます。みょうがとツナの混ぜご飯.pdf

 

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健康レシピテスト

 セロリは古代ギリシャ、古代ローマ時代には薬効のある野菜として使用されていました。

イタリアやフランスなどで食用として広まり、そこから世界中で食されるようになりました。

 ビタミンB1、B2、カルシウム、カリウムなどが含まれ、疲労回復やイライラの解消などにも

役立ちます。 独特の強い香りはアビオイルと言われる成分で、口の中をサッパリとさせる

効果があります。

 セロリの上手な見分け方ですが、葉に張りがあってみずみずしく、茎が白くて縦の筋がく

っきりしているものを選ぶようにしてください。切り口が変色していたり、葉が黄色くなっている

もの、切り口に空洞が出来ているものは鮮度が悪く食感もよくないので避けましょう。

  香りがきつく好まない人も多い野菜ですが、生だけではなく、煮込み料理や天婦羅、佃煮

など色々な調理法で楽しんでみるのはいかがでしょう。 セロリとイカの中華炒め.pdf

 

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 麹は日本人の食生活に欠かせない日本酒、味噌、醤油、酢、漬物などの発酵食品

を作り出す際に用いられる微生物の一種で、ヒマラヤ地方と東南アジア圏特有の発酵

技術です。 

 麹には酵素・クエン酸・抗酸化物質・ビタミン類・ギャバ(機能性物質)などの様々な

栄養成分が含まれています。 その中でも酵素は食品の加工には欠かせない存在です。

 近年話題の塩麹は、麹と塩、水を混ぜて熟成させた日本の伝統的な調味料です。塩麹

の歴史は古く江戸時代から野菜や魚の漬物床として利用され、現在でも さ(砂)・し(塩)

・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌) に続く第六の万能調味料として注目を集めています。

塩麹は疲労回復(ビタミンB6)、ストレス軽減(ギャバなどのアミノ酸)乳酸菌による便秘

解消、老化予防(抗酸化物質)、美肌効果なども期待出来ます。使い方としては、肉や

魚につけることで旨みが増し柔らかくジューシーな仕上がりに、野菜にはドレッシングの

代用として、和・洋・中と幅広い料理に利用出来ます。

 

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卵は栄養価が高く、価格も安定して食べて美味しい食品の優等生です。

おもに食用とされるのは鶏卵、ウズラ卵、中華料理のピータンとして食べられるアヒルの卵の3種類があります。

鶏卵には一般の卵の他、ヨードやビタミンE不飽和脂肪酸のαリノレン酸、DHAなどを強化して栄養を高めた特殊卵と自然に近い放し飼いの状態で飼育した自然卵があります。

卵の栄養は、ビタミンCと食物繊維を除く栄養素をバランス良く含む完全栄養食品です。ビタミンAB2、ミネラルの鉄やカルシウムも豊富ですが、穀類に不足しがちなリジンを多く含む良質蛋白質源として価値が高く、米飯と組み合わせるとアミノ酸の補足効果が期待できます。

毎日の栄養補給、体力維持、疲労回復、貧血予防に一日一個は食べたいものです。卵は調理法を問わず和風、洋風、中華風の料理に幅広く利用でき、つなぎや揚げ物の衣、あえ物、マヨネーズ、お菓子などの材料などにも欠かせません。

保存はとがった方を下にして冷蔵庫に入れて、生食の場合は賞味期限を守って下さい。


(H24.04)小田巻き蒸し.pdf(H24.04)小田巻き蒸し.jpg

 はまぐりは、鉄やカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれ、ビタミンB2も多く含まれ、鉄には貧血予防効果があり、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあると言われています。

 またタウリンは脂質異常症や動脈硬化の予防に役立つ働きをします。


 はまぐりの一般的な食べ方としては、潮汁・酒蒸し・焼はまぐりや、洋食ではブイヤベース、パエリアなどがあり、アラニン、グルタミン酸、グリシンといった旨み成分のアミノ酸が豊富に含まれているので、煮汁を全て摂取できる料理法の方が無駄なく栄養素を取る事が出来ます。


 新鮮なものは刺身も美味しいのですが、ビタミンB1分解酵素のアノイリナーゼを含むので栄養的には加熱調理の方が良いでしょう。はまぐりの選び方は重みがあり殻にツヤのある物で、貝同士をぶつけて金属的な澄んだ音がするものが良い物とされています。

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 胡麻が健康にいいことは古くから知られています。胡麻には黒胡麻、白胡麻、金胡麻などの種類がありますが、どれも必須アミノ酸を含む良質なたんぱく質と脂質が豊富で、ビタミンEもたっぷり含まれています。

 胡麻の抗酸化物質のセサミンはビタミンEの保護・強化やコレステロールの吸収を抑える働きがあります。セサミロールには細胞の老化や癌化の促進因子と考えられている過酸化脂質生成を抑制する強力な抗酸化作用や悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化、高血圧、痴呆症を予防します。胡麻に含まれる豊富なリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸やビタミンEは動脈硬化や老化の予防に。

 ビタミンEはセサミンとの相乗効果で含有量以上の効果を期待できます。その他にも、たんぱく質や骨を丈夫にするカルシウム、貧血予防に効く鉄や皮膚、骨格の維持に有効な亜鉛などのミネラル、ビタミンB群、食物繊維などを含む優れた食品です。毎日の食事からおやつにも取り入れたいものですね。

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 納豆は栄養価も高く、人体に不可欠な必須アミノ酸群をバランス良く含み、ビタミンB2EK・などのビタミン類、カリウム、亜鉛、鉄、カルシウムなどのミネラル成分、食物繊維の栄養素を豊富に含みます。

 納豆をかき混ぜると粘りのある糸が沢山出てきますが、この粘りは納豆菌『ナットウキナーゼ』により大豆から合成されたものです。納豆菌の働きはホルモンに働きかけ、骨粗組鬆症の予防や美肌・美白の効果があるとして近年注目を集め、健康効果では疲労回復、整腸作用、便通促進、滋養強壮、コレステロールの代謝を促す、免疫力アップ、活性酸素の働きを抑え体の老化や癌を防ぐなどがあるようです。

 納豆を保存する際は乾燥に注意が必要です。乾燥すると糸の引きが悪くなり味が落ちるので、ポリ袋に入れてから冷蔵庫へ入れると乾燥を防ぐ事が出来ます。また、冷凍保存も可能ですが、半年以内を目安に消費すると良いでしょう。

(H24.01)納豆パスタ.pdf

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 豆腐は、僧侶が精進料理として食べていたり、摂取量の多い地方に長寿者が多いことから、昔から長寿食と言われてきました。

 

 豆腐の原料の大豆は畑の肉と言われるように良質なたんぱく質や脂肪、必須アミノ酸、コレステロールを下げるリノール酸が含まれています。また大豆オリゴ糖を主成分とする糖質を含み腸の働きを活性化し消化吸収を助ける作用があります。

 

 豆腐の味を楽しむなら冷奴が手軽でおすすめです。かつお節をかけて食べると、かつお節に含まれるビタミンDの働きで、豆腐のカルシウムの吸収率がアップします。豆腐の代表的な種類として木綿と絹ごしがあります。絹ごしは水分を多く含んでいるため木綿豆腐のほうが栄養的には優れてるといわれますが、たんぱく質やカルシウムは木綿が多く、水溶性のビタミンB群やカリウムは絹ごしに多く含まれます。

 

 保存する時はパック入りのものはそのまま保存せずに、ボウルや密閉容器に移し替えかぶる位の水を入れ冷蔵庫へ。痛みやすいので12日で使いきる様にすると良いでしょう。

 

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ヨーグルトは、乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作る発酵食品です。牛乳のほか、世界では水牛・羊・山羊の乳なども使われます。ヨーグルトは、たんぱく質、脂質、糖質、カルシウムなどの性質がより吸収されやすい形に変化していて、牛乳などに含まれている栄養素の本来の働きに加え、乳酸菌の働きがプラスされている優秀な食品といえます。使用する乳酸菌、発酵温度や時間によって、できあがったヨーグルトの味や舌触りが大きく異なります。発酵に欠かせない乳酸菌は数多くありますが、厳密には「ブルガリア菌とサーモフィラス菌」を使用したものとの定義がありますが、日本ではヨーグルトは一般名称で、その成分については定められていますが、乳酸菌の種類についての規定はありません。
ヨーグルトや乳酸菌飲料は乳糖の吸収をよくするはたらきがあるため、乳糖を分解する酵素の力が弱く、牛乳を飲むとおなかをこわしてしまう人(乳糖不耐症)でも、安心して口にできるのがよいところです。


ヘルシードレッシングサラダ.pdf

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