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健康レシピ ~ 栄養科

 ごぼうはユーラシア大陸の北部に広く野生しています。すでに10世紀以前には、中国から薬草として渡来していたといわれますが、ごぼうを栽培し、食用にしているのは世界中で日本だけのようです。
 
 シャキシャキした歯ざわりと独特の香りが欧米人の好みにはあわないようで、「日本人は木の根を食べている」と驚くそうです。成分のほとんどが食物繊維で、これが腸の働きを活発にしてくれます。

 初夏に出回る「春ごぼう」は柔らかくて香りがよく、秋冬のごぼうとは一味違った風味が楽しめます。特有の香りを残す為に、皮はむかず、包丁の背で表面をこそげるようにします。

 アクが強いので切った端から水にさらししっかりとアク抜きをするのが調理のポイントです。

 ごぼうは乾燥に弱いので、泥が付いたものを選ぶのがよいでしょう。太さが均一でまっすぐでひびが入っていないもの、ヒゲ根が少ないものが良質です。

ごぼうスティック.pdf

「端午の節句」は5月5日にあたり、「菖蒲の節句」とも言われます。

強い香気で邪気を払う菖蒲や蓬を軒につるし菖蒲湯に入る事で無病息災を願いました。

端午の節句は奈良時代から続く古い行事で江戸時代以降は男子の節句とされ、
身を守る「鎧」や「兜」を飾り、「鯉のぼり」を立て男子の成長や立身出世を願ってお祝いをします。

また、初節句には「難を避ける縁起物」として「ちまき」を、2年目からは新しい芽が出るまで
古い葉を落とさない事から「家督が途絶えない縁起物」として「柏餅」を食べます。

ちまきはもともと中国で作られた料理で日本には平安時代に伝わりました。

中国では葉でもち米を包み、邪気を払う五色(赤・青・黄・白・黒)の糸で縛っていたそうです。
この五色の糸は子供が無事に育つようにと魔よけの意味を込め、鯉のぼりの吹流しの色に
反映されています。

山菜ちまきpdf

 DHA(ドコサヘキサエン酸)とはEPA(エイコサペンタエン酸)と共に
主に鮪や鰯などの青魚の脂に多く含まれている不飽和脂肪酸と呼ばれている栄養素です。

 DHAの効能は脳の発達に関与はもちろん、生活習慣病の予防、視力の向上、アレルギー反応の抑制に効果があります。

 DHAを効率よく摂取するには脂が減らない様に調理するのがポイントで、
焼魚や素揚げでは脂が落ちるので刺身や煮物で煮汁も一緒に摂ると良いでしょう。
 魚の脂は酸化しやすいので加工は早めに。酸化防止効果のあるビタミンEを含む食材(植物性油脂、南瓜や種実類など)と一緒に摂る事で酸化を防ぐことが出来ます。

 花粉症対策の食事の基本は、動物性タンパクや脂肪をとり過ぎない様に気を付け、
野菜中心のバランスのよい食生活をするよう気をつけることが重要です。
 これらの機能性食品もある程度の効果は期待できそうです。

カフェ風ランチPDF

春の象徴といえば『桜』ですね。桜餅は関東では小麦粉の生地を焼いてこしあんを包んだもの、
関西では道明寺粉を使った餅で小豆あんを包んだものです。

いずれも塩漬けにした桜の葉を巻いた和菓子で、この桜の葉が春の香りを楽しませてくれます。桜の葉は生のままでは香りがしません。
塩漬けにして糖分が分解されることによって、『クマリン』という成分が生成されこれが独特の甘い香りを放つのです。

桜餅には大島桜の葉が使われています。それは葉が柔らかく食べやすく、クマリンがより多く含まれているからです。

桜餅が誕生したのは江戸時代。東京の向島・長命寺の門番をしていた山本新六が、墨田川の桜の落ち葉掃除に悩まされ、落ち葉を何かに使えないものかと考え出したのが桜餅だそうです。クマリンには抗菌作用もあり桜の葉で餅の乾燥を防ぐ事もできます。落ち葉掃除から日本の四季を象徴するお菓子が生み出されたというわけですね。(栄)

さくら餅PDF

「節分」は「せち分かれ」とも言い、本来季節の変わり目の立春・立夏・立秋・立冬を指す言葉です。
特に現在は立春の前日(2月3日)を「節分」と言い、豆をまいて悪疫退散や招福の行事が行われます。

 豆まきには悪魔のような鬼の目“魔目”にめがけて豆を投げれば“魔滅”すなわち魔が滅するという意味があると考えられています。これらの意味から豆は鬼を払う道具でありながら鬼そのものと、とらえられていたようです。
 そのため、節分節分の豆まきの際は鬼である豆を家の外に投げながら「鬼は外」と唱えます。豆まきの他、鬼を払うため鬼が嫌う柊の枝に鰯の頭を刺した物を戸口に立てておいたり、炒った大豆を年の数だけ食べるなどの習慣が現代も続いています。
 また節分の日に“福を巻き込む”太巻き寿司を、恵方を向いて無言で丸かじりすると一年健康でいられると言われています。
 皆さんも七福神にちなんだ七種類の具を巻いた恵方巻きをためしてみてはいかがですか?ちなみに今年の恵方は西南西です。(栄)

開運恵方巻きレシピ.pdf

お正月を彩るおせち料理。華やかなお祝い料理としても、お正月の保存食としてもおせち料理は欠かせない存在です。

そんなおせち料理ですが元々は季節の変わり目とされる「節」に神にお供え物をし、宴を開くという宮中行事で用いられていたそうです。「御節供料理」と呼ばれていたこの料理は、いつしか庶民の間にも浸透しお正月の「おせち料理」として定着したのです。
昔の人々はおせち料理に豊作や家内安全、子孫繁栄を願う意味を込めました。


簡単におせち料理が購入出来る様になった現代でも、おせち料理に込められた意味は変わりません。

 ※ 黒豆・・・・・・・「一年中まめ(元気、勤勉)に働けますように」との意味をこめて。
 ※ 数の子・・・・・たくさんの卵を持つ数の子には、子孫繁栄を願って。
 ※ 栗きんとん・・きんとんは「金団」と書き豪華さを表しています。
 ※ 昆布巻き・・・「喜ぶ」にかけて。
 ※ なます・・・・・お祝いの水引をかたどった物。おめでたい意味があります。(栄)

ふっくら黒豆PDF

長芋はもともと中国原産で朝鮮半島を経て日本に入ったという説があります。
日本でも古くから栽培されてきた野菜で稲や里芋の栽培より歴史が古いと言われています。

もっともポピュラーな山芋の一種で水分が多く粘りとサクサクとした歯ごたえが特徴で、生食・煮物・揚げ物の他に和菓子などの原料としても使われ、唯一生でも食べられる芋です。

選び方は、皮が薄めで傷がなくまっすぐな物が良いでしょう。
保存方法は乾燥しないように新聞紙で包み野菜室へ。

栄養素ではカリウム(高血圧予防)食物繊維(便秘予防)ジアスターゼ(消化酵素)ムチン(粘膜保護成分)サポニン(コレステロール吸収を阻害)コリン(神経伝達物質)などが含まれ、消化促進・疲労回復・老化防止・虚弱体質改善が期待できます。最近では美肌効果や若返り効果もあるという話題のお芋です。(栄)

寒い日には温かいお蕎麦をどうぞ!

山菜とろろそばpdf

simeji3.gif
日本には温暖湿潤気候なことから、約2000種以上のきのこがあり、食用にされている歴史も古く「万葉集」や「今昔物語」などにも登場しています。

きのこはノンカロリーの食品と言われていますが、全く無い訳ではありません。
栄養素はきのこの種類によって多少違いはありますが、ビタミンB群・D・カリウム・食物繊維等が主で、少量ですがビタミンC・鉄を含む物もあります。
これらの栄養素の働きによって血圧降下・コレステロール低下・便秘解消などが期待されます。

選び方のポイントは、傘がしっかりしているもの・軸が折れていない物が良く、保存は袋に入れて冷蔵庫の野菜室が良いでしょう。

きのこは水洗いすると水分を含み香りが逃げてしまいます。使う時には布巾で軽くたたいて払い落すと良いです。調理では強い火力で短時間が美味しく仕上げるコツ。弱火で加熱すると水分と共に旨みが出てしまうので気をつけて下さいね。(栄)

キノコを使った健康レシピを紹介します。


鶏肉とキノコのソテー pdf

南瓜は栄養価の高い緑黄色野菜の代表です。

室町時代にカンボジアから入ってきた野菜で、カロテンが豊富な他
ビタミン、カリウム、食物繊維などが含まれています。

身体を温める働きもあるので、冷え性の方には特にお勧めです。温かいスープにして身体の保温効果を高めたり、体力回復や貧血予防にも効果的です。

南瓜を選ぶ時は持った時に重く感じる物が良い南瓜。
ヘタが黄色く枯れて縦に溝が入っているのが完熟。
切り売りの時は実の色が濃く、ワタの部分がパサパサしていない物を選んで下さいね。

南瓜を使った健康レシピを紹介します。南瓜のポタージュレシピpdf

時間がある時にぜひお試し下さい。(栄)

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